「今後の組織力の向上を目指して」
サブプライム・ショックに始まり、米大手証券リーマン・ブラザーズの破綻を境に国内景気は一変し、かつて経験したことのない猛烈なスピードで経済指標が大幅に悪化しました。企業は悪しき変化に順応するため、減産と人員削減を強行するも急激な変化に歯止めをかける事はままならず、急降下する日本の景気は「ネットカフェ難民」に留まらず「派遣村」をも産み出してしまいました。
世界同時不況による輸出の落ち込みで、国内生産が低迷し企業業績が悪化、雇用や賃金へと波及し、消費が冷え込み、その結果、売上不振で業績がさらに悪化するという“負の連鎖”が日本国中におこっております。それは我々のまち「箕面」も例外ではありません。
先の見えない世の中で「100年に一度の大津波」と例えられる状況でございますが我々はこの難局を生き残る為に、中小企業の利点を再認識し、各自が個々の特色を明確化して、より一層磨きをかけ、地域で必要とされる事業所、皆様に選んで頂ける事業所となるべく地道で誠実な努力を継続して行かねばなりません。中小企業であるが故、小回りの効く企業である事を最大限に活かし、この大津波を乗り切らなければなりません。
今年度の青年部は一昨年、昨年と行って参りました改革を下に、メンバー個々の意識改善による組織力の向上に重点を置き、会としての成長に努めて参ります。
役員、理事をはじめ、委員までの各メンバーがそれぞれの役割を把握して、目的達成のためにそれぞれのポジションで何が必要か、何をなすべきかを理解することがとても重要であります。組織力の向上は目的に対してメンバー一人ひとりが誠実に謙虚で、素直で地道な努力を継続した結果として表れるものと考えております。
対内的には、定例会において、メンバー個人の事業所に役に立つ内容を中心に、タイムリーな題材やメンバーが講師を担当して、各自の業種について講演する研修などを取り入れ、個々のスキルアップを目指します。また、今年度も入会間もないメンバーで構成する委員会を設置して、新人達が切磋琢磨する環境を整え、自らが企画する事業や交流会を通して親睦を深め、参画したメンバーが一つでも多く、何かを持って帰ることが出来る活動を模索して参ります。
対外的には、箕面を拠点とする商工業者である我々は、箕面商工会議所本体との連携を強化して市政への関心を深め、地域で活動している他団体との連携も視野に入れ、箕面が少しでも元気なまちになるために我々が出来る事を常に意識してまいります。その一環である箕面まつりへの参画も、時代に即した継続可能な事業へ進化させ、市民の皆様が引き続き愛して頂ける事業になるよう努力してまいります。また、昨年、各関係者並びに関係団体の皆様のお陰をもちまして第13回を数えることが出来ました「みのお市民ツリー」は、非常に残念ではありますが、諸事情により従来の箕面山に煙くツリーを掲げることが出来ず、箕面駅前ロータリーに仮設のツリーを建てることとなりました。今後は昨年度より引き続き、検討委員会にて根本からメンバー一丸となり、「みのお市民ツリー」の“今後の在り方’’を含み、模索・検討してまいります。
今年度の日本商工会議所青年部近畿ブロック大会は大阪、八尾にて開催されます。
近隣開催であり、同じ府内の単会が開催致しますので参加の充実はもとより、友情ある協力をもって取り組み、また、箕面商工会議所青年部にとっても見聞を広めると同時に近畿ブロック大会を内側から診る良い機会と捉えたく存じます。
今後の青年部の組織力の向上を目指すにあたり、個々のレベルアップと同じく必要なものが会員拡大であります。広報活動の充実化により、我々の活動を広く発信し、共感頂ける仲間を多く集います。
メンバー個々が青年部の組織力の向上を目指し、その活動をする中に、各メンバーの事業所にとってプラスに繋がるヒントやチャンスが必ずあります。しかしその事を意識し続けなければ見落としてしまいます。本筋を外れる事無く、全ての事柄に素直に謙虚に取り組み、諸先輩方から受け継いだ思いを伝承しつつも、現在の青年部に必要なものを柔軟に取り入れ、目的と手段をしっかりと把握して、メンバー一人ひとりが、箕面の次代への先導者となるべく共に学び、共に悩み、共に活動して参る所存でございます。今年度も、どうぞ温かいご指導、ご鞭蛙を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
箕面YEG 会長 藤元